Programa
コンサートプログラム

コンサートで演奏される曲目の一部をご紹介します。


TANAJUNARIN (タナフナリン)
 スペインの征服者に迎え撃ったマヤ民族の歌。「タナフナリン」とは、抵抗する気持ちを音で表した想像上の名前。休憩以前の曲はグアテマラで活躍する作曲家による作品。


REQUIÉM DE CUNA (ゆりかごのレクイエム)
 グアテマラで36年続いた内戦をモチーフにしている。赤ちゃんを殺されたインディヘナ(先住民)の母親が、殺された赤ちゃんを抱きながら歌うレクイエム。


CANTO DE ASEDIO (包囲攻撃の歌)
 部族の村、民衆達の死んだ魂が軍隊の男を攻め立てている。一方でこの悲しみと怒りはゲリラ部隊にも向けられている。先住民たちは一方に着けば逆の存在にやられてしまう板ばさみにあっていた。


COBÁN (コバン)
 もともとはグアテマラの国民的楽器マリンバの作品。一年を通し雨が多いグアテマラの町の名前で、緑と自然が豊かな美しさが歌われている。


PICAFLOR (ハチドリの歌)
 中米で唯一ノーベル文学賞を受賞したグアテマラの英雄的なアストゥリアスの詩に作曲されている作品で、美しい花の蜜を吸うかわいらしいハチドリの様子が表されたかわいらしい作品。


LUNA DE XELAJÚ (シェラフの月)
 シェラフとはグアテマラの第2都市ケツァルテナンゴのこと。ロマンティックな愛の歌で第2国歌のように国民に愛されている名曲。STの団員でもある作曲家:猪間道明氏の編曲により歌われる。


EL ENFRASCADE (躓いた愛の歌)
 ENFRASCADEとはフラスコのこと。どうしても他の人を向いてしまう男に魔法をかけて、フラスコに閉じ込めてしまったと、キリストに話している女性の歌。


EL FERROCARRIL DE LOS ALTOS (高原列車)
 この作品も、もともとはマリンバのもので、かつてコーヒーやバナナなどを港まで運搬するために活躍した高原列車の活躍ぶりを、楽しく歌っている。


ADIOS NONINO (さようならノニノ)
 アルゼンチンの世界的に知られている作曲家ピアソラが、ノニノと呼ぶ父が死んだ翌日に書き上げた作品。さようなら、ありがとうと言う内面的な心の動きが、時に甘く、時にせつなく描かれている。


EL ESPANTO (お化け)
 ベネズエラの作品で、ドミニカのメレンゲというリズムが使われている。あそこにお化けが出るよ!ああ私も、俺も見たよ!髪の毛が立ってた!髭があったよ!キャー!と口々に歌っている。


CANTO ARENAS (砂の歌)
 代表的なキューバのリズム、トローバで歌われる抵抗の歌。この世界は理想的ではない!世界を変えるのは無理!だから自分を変えることしかない!1946年にキューバに生れた作曲家による作品。


BACHATA ROSA (バラのお祭りさわぎ)
 ドミニカの代表的なリズム、バチャータを取り入れた作品。ロマンティックな愛の歌である。1956年ドミニカ生れの作曲家による。


EL GUAYABOSO (うそつき)
 キューバのグワグワンコのリズムで歌われる。ナイフの刃の上でワルツを踊っているのを見たよ!などとあり得ない“うそ”がちりばめられている。そもそもグワグワンコとは1番のうそつきのこと。





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